2026.1月号/Vol.274
謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中はひとかたならぬお世話になり、誠にありがとうございました。
今年は馬年。馬は、古くから主要な陸上交通手段として人を運び、荷物を運び、ときには郵便も担ってきました。このように、馬と人との関わりは長く、そして深いものです。馬たちが運んでくれていた人や物資は、やがて列車が担うようになりました。
馬が動力となって荷を牽引していたように、貨物や客車を牽引する動力として活躍してきた電気機関車も、時代とともにその役目を終えつつあります。
昨年、EF64形電気機関車が引退しました。貨物列車として、寝台列車として、荷物と人を運び、険しい山を走り抜けた、大変、活躍した電気機関車です。
この電気機関車は、鋼製の車体でありながら、約60年もの長きにわたり走り続けることができました。「鉄は錆びる」──錆を完全に防ぐことはできません。そのため、錆によって薄くなっても一定の強度を保てるよう、あらかじめ厚く設計されていて、この部分を「錆代(さびしろ)」と呼ぶそうです。
日々忙しく、時間に追われ、考え続けていると、頭も体も錆びてきたように感じることがあります。フル回転の状態ですが、それでも「あと少し頑張れそう」「もう少しいける」と思える余力で踏ん張れることがあります。それが、私たち一人ひとりの「錆代」なのかもしれません。今年もそれぞれの道を駆け抜けていきましょう。
とはいえ、やはり健康第一。馬のように、時には瞼を閉じて心と体を休めること
も大切にしたいですね。
本年も皆様のご指導のほどよろしくお願いいたします。
2026年1月
ラップ東京株式会社 代表取締役 池谷朝洋